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砂の城~ドーハでの生活

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ニュース番外編~新型コロナウイルスについて~vol. 70

皆さんがお住まいの地域では、新型コロナウイルスの状況はいかがでしょうか

世界では相変わらずの感染者数増加で、なんと、1億7,000万人を超えました
今週は、約300万人の新たな感染者が出ています

さて、ここ、カタールでの状況は変化しつつあります。
つきましては、情報を少しアップデートさせていただきます。
※前回の新型コロナウイルスの記事はこちら

COVID190524_0530.jpg
(※背景画像はPixabayより)

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(※画像はMoPH Twitterより)

増加の経緯はこちら(英語)から。

前回の記事以降にカタールで起こったことを日付順にご紹介いたします。

  • 5月24日(月)
    • 予防対策違反者、719人を摘発(参考記事はこちら。英語)
      内務省は、マスク未着用者542名、車両乗車人数違反者5名、ソーシャル・ディスタンス非保持者10名、屋内での集会違反者20名、公園とコルニーシュでの集会違反者132名、およびEhterazアプリ不携帯者10名を摘発しました。
      同じ家族の場合を除き、1台の車に乗車できる人数は運転手を含めて4名です。

  • 5月25日(火)
    • 予防対策違反者、506人を摘発(参考記事はこちら。英語)
      内務省は、マスク未着用者366名、ソーシャル・ディスタンス非保持者52名、隔離要件違反者2名、公園とコルニーシュでの集会違反者84名、およびEhterazアプリ不携帯者2名を摘発しました。

  • 5月26日(水)
    • PCR検査実施の医療機関のリスト改訂(参考記事はこちら。英語)
      公衆衛生省(MoPH)は、政府認可のPCR検査医療機関を前回から(過去の記事はこちら。5/19の欄をご覧ください)1件削除しました。
      削除されたのは以下通りです。
      • Al Salam Medical Polyclinic Center - Muaither

      これで、計69の医療機関が政府認定のようです。

      尚、認可されている最新の医療機関のリストはこちらからご参照いただけます。

    • COVID-19施設指定病院について(参考記事はこちら。英語)
      COVID-19施設に指定されていたAl Wakra HospitalとRas Laffan Hospitalが、Surgical Specialty Centerに次いで(過去の記事はこちら。5/16の欄をご覧ください)、最後のCOVID-19患者の退院により、通常業務に戻ることになったそうです。
      現状、COVID-19施設に指定されている病院は以下の4軒となります。
      • Communicable Disease Center

      • Hazm Mebaireek General Hospital

      • The Cuban Hospital

      • Mesaieed Hospital

    • 予防対策違反者、677人を摘発(参考記事はこちら。英語)
      内務省は、マスク未着用者498名、車両乗車人数違反者2名、ソーシャル・ディスタンス非保持者84名、隔離要件違反者5名、公園とコルニーシュでの集会違反者86名、およびEhterazアプリ不携帯者2名を摘発しました。
      同じ家族の場合を除き、1台の車に乗車できる人数は運転手を含めて4名です。

    • 自宅隔離違反者、2人を逮捕(参考記事はこちら。英語)
      公衆衛生省は、自宅隔離の違反者2名を逮捕しました。

  • 5月27日(木)
    • QM、開館時間発表(参考記事はこちら。英語)
      5/28から規制緩和第1フェーズが始まりました(過去の記事はこちら)。
      その一環として、カタール・ミュージアムは、傘下の美術館の開館時間を発表しました。
      該当となる美術館・ギャラリーは以下の通りです。
      • カタール国立博物館(National Museum of Qatar)

      • Mathaf: Arab Museum of Modern Art

      • Doha Fire Station

      開館時間は以下の通りです。
      • 土~木 9:00~19:00

      • 金   13:30~19:00

      QMの遊び場、図書館、公園もオープン対象となるようです。
      反して、イスラム美術館(Museum of Islamic Art)は、引き続き、閉館となります。

      ギフトショップについては、開館時間中に限定的にオープンします。
      また、カタール国立博物館内にあるレストラン、JIWANも公衆衛生省に許可されている範囲内での営業を再開するようです。

  • 5月28日(金)
    • 過去に感染経験がある人について(参考記事はこちら。英語)
      5/28から始まった規制緩和第1フェーズにて、ワクチン接種を完了した人にはいくつかメリットがあるとお伝えしました。
      そのメリットは、ワクチン接種を完了した人のみならず、過去9か月以内に、感染から回復した人(カタール国内で感染した人に限定されるようです)も受けられるそうです。

    • 予防対策違反者、656人を摘発(参考記事はこちら。英語)
      内務省は、マスク未着用者418名、車両乗車人数違反者2名、ソーシャル・ディスタンス非保持者66名、屋内での集会違反者6名、公園とコルニーシュでの集会違反者159名、およびEhterazアプリ不携帯者5名を摘発しました。
      同じ家族の場合を除き、1台の車に乗車できる人数は運転手を含めて4名です。

    • 自宅隔離違反者、6人を逮捕(参考記事はこちら。英語)
      公衆衛生省は、自宅隔離の違反者6名を逮捕しました。

  • 5月29日(土)
    • 予防対策違反者、861人を摘発(参考記事はこちら。英語)
      内務省は、マスク未着用者734名、ソーシャル・ディスタンス非保持者118名、およびEhterazアプリ不携帯者9名を摘発しました。

    • 私立の医療施設でのCOVID-19検査について(参考記事はこちら。英語)
      公衆衛生省は、私立の医療施設にて実施されるCOVID-19検査について、既に承認されているPCR検査に加えて、迅速抗原検査と抗体検査の2つの検査を承認しました。
      つまり、私立の医療施設では、以下の3つの検査がカタールで承認されています。
      • 迅速抗原検査(Rapid antigen testing)
        • COVID-19ウイルス抗原を検出する迅速で適度に正確なスクリーニングテスト

        • クリニックにおいて、呼吸器症状のある患者のトリアージ決定や、入院前の検査等に利用

        • 鼻腔スワブを採取し、結果は通常15分以内に入手可能

      • 抗体検査(Antibody testing (Rapid, Anti-N and Anti-S assays))
        • 感染経験や、ワクチン接種により、COVID-19に対する免疫の有無の確認が可能

        • 私立の医療施設にて、看護師、医師、または他の医療従事者が実施可能

        • 採血し、結果は通常15分以内に入手可能

      • PCR検査(Polymerase chain reaction (PCR) testing)
        • 無症候性の人、患者、またはCOVID-19のような症状やその他の呼吸器症状を呈している患者のスクリーニングに利用

        • 感染初期の急性感染段階と、回復中の患者によく見られる長期に渡りCOVID-19ウイルスが検出される場合の検査に利用

        • 現状、PCR検査は、旅行前、主要な病院での手続き前、および迅速抗原検査で陽性結果の場合、その確認のために必要

        • PCR検査は、COVID-19による急性感染症の診断における至適基準の検査


  • 5月30日(日)
    • 自宅隔離違反者、3人を逮捕(参考記事はこちら。英語)
      公衆衛生省は、自宅隔離の違反者3名を逮捕しました。

    • 予防対策違反者、396人を摘発(参考記事はこちら。英語)
      内務省は、マスク未着用者374名、ソーシャル・ディスタンス非保持者16名、隔離要件違反者3名、およびEhterazアプリ不携帯者3名を摘発しました。


今回もまた、続きにカタール以外の新型コロナウイルスに関連したニュース等をお伝えいたします。
お時間に余裕のある方は、続きもお読みいただければ幸いです。


<<参考記事:WHO(英・中・仏・露・西・アラビア語)>>
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019


<<参考記事:カタール航空 COVID-19について(英語・アラビア語)>>
https://www.qatarairways.com/en/travel-alerts.html


<<カタール保険省ホットライン>>
16000


<<内務省ホテル・自宅隔離違反苦情ライン>>
44579999


<<政府通信局WhatsAppでコロナウイルス情報サービス>>
+97460060601


<<カタールにおける低リスク国リスト>>
https://covid19.moph.gov.qa/EN/Pages/Countries-Classified-Low-Risk-of-COVID-19.aspx



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カタール ニュース 新型コロナウイルス COVID-19




ベトナムで、インド型とイギリス型のハイブリッド変異株が発見されたそうです(参考記事はこちら。日本語)

このハイブリッド変異株、既存株よりもはるかに感染力が強く、複製が非常に速いそうです

ベトナムは、感染者数がずっと少ない国の1つだったのですが、5月に入ってから、グンと感染者数が増加しました。
恐らくこの変異種を含め、インド型やイギリス型の変異株が入ってきたことによるのでしょう。

感染者数が少ない国と言えば、台湾や、シンガポールもそうだったようです。

過去形なのは、ここに来て、感染が急増しているからです(参考記事はこちら。日本語)。

台湾での増加の原因は、パイロットたちが持ち込んだイギリス型の変異株が原因のようです。

シンガポールでは、空港が感染のクラスターの舞台となったようです。

頻繁に耳にする、イギリス型変異株。

イギリスでは、ワクチン接種が進み、感染者数が減少してきました。
来月後半には、外出制限の緩和を目指しているようです。

しかしながら、最近の新規感染者の半数以上がインド型変異株に感染していたそうで、規制緩和は様子を見てのこととか(参考記事はこちら。日本語)。

ベトナムのように、イギリスでもインド型とイギリス型のハイブリッド変異株が出てきていないのか、懸念しています。

イギリス型変異株と言えば、お隣の国、フランスのボルドーで、イギリス型変異株と関連性があるが、さらに変異した珍しい変異株が確認されたそうです(参考記事はこちら。日本語)。

もうすぐ夏のバカンス・シーズンが到来します。

人の往来が激しくなれば、さらに新たな変異株が出てきはしないかと、懸念しています。

果てさて、現行のワクチンは、どの変異株まで効果を示してくれるのでしょうか


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