砂の城～ドーハでの生活：明日から新入国・再入国方針始まる

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2021.07/11 [Sun]

明日から新入国・再入国方針始まる

ジャンル：[海外情報]
テーマ：[カタール]

皆さんがお住まいの地域では、新型コロナウイルスの状況はいかがでしょうか

カタールでは、明日、2021年7月12日より、カタールへの新入国・再入国方針が開始します。

（※画像はThe Peninsulaより）

一般方針
1. カタール国籍の人、およびカタール在留者は、カタール政府（以下、政府）が定める渡航・入国方針を遵守すれば、いつでも海外渡航が可能である
2. 政府は、リスクのレベルに基づいて、各国をグリーン、イエロー、レッドに分類した
3. カタール国籍やカタール在住者を含め、カタールへの渡航者は、Ehterazウェブサイト（www.ehteraz.gov.qa）を通じて、渡航の12時間前までに登録をし、必要な公式書類をアップロードすること
  登録後、「渡航許可」が発行される
  「渡航許可」は、カタールへの便の搭乗スタッフや、カタール入国時の入国審査官へ提示する必要がある
4. COVID-19グリーンリスト国以外の国に渡航を希望するワクチン未接種のカタール国籍の人、およびカタール在留者は、渡航前に、「Discovery Qatar」（こちら。英語）からホテル隔離パッケージを予約する必要がある
5. 渡航者は、訪問国で適応される隔離手続、期間、新型コロナウイルス陰性証明書の必要性について把握しておくこと
6. 国外への渡航者は、公衆衛生省（MoPH）によって公表されている私立医療機関でPCR検査を実施すること
7. RT-PCR検査は、地元の保健機関によって承認された医療機関で実施された新型コロナウイルスPCR検査であること
8. 新型コロナウイルス感染から回復したGCC国籍の人は、ワクチン接種証明書の原本（MoPHに承認されているワクチンを少なくとも１回）、RT-PCR検査、QRコード付き新型コロナウイルス感染証明書を提示する必要がある
9. 雇用者は、雇用主と出国日とカタールへの帰国日を調整する必要があり、隔離期間を考慮した渡航計画を立てること
10. カタールでトランジットする全ての搭乗者は、カタール到着７２時間以内の渡航前PCR検査証明書が必要である
  また、目的地にて別のPCR検査が求められる場合には、ハマド国際空港において1テストQR 300で受検が可能である
11. ホテル隔離方針が適応される場合、政府が国外での治療（要Medical Treatment Committee Abroadの書面）を受けた患者と、公認同伴者のホテル隔離パッケージの費用を負担する
  雇用主は、公式派遣中の雇用者の隔離費用を負担すること
12. 自宅隔離の場合、専用バスルームを備えた個別の部屋が、自宅隔離適用の条件となる
  その条件にそぐわない場合、カタールへの渡航前に、渡航前に、「Discovery Qatar」（こちら。英語）からホテル隔離パッケージを予約する必要がある
13. 検疫免除対象となるワクチンの有効期間は、2回目接種の14日後から12か月とする
  免除期間は、新たなデータに基づき延長される可能性がある
14. MoPHにより承認、または条件付き承認されているワクチンは以下のとおりである
  - 承認ワクチン
    - ファイザー/ BioNTech
    - モデルナ
    - オックフォード・アストラゼネカ
    - ヤンセン／ジョンソン・エンド・ジョンソン
  - 条件付き承認ワクチン
    - シノファーム
15. 条件付き承認ワクチンの接種完了者は、到着時の抗体検査が求められ、抗体が陽性の場合には、隔離を免除されるが、その他の場合には、出発国に基づく隔離、およびPCR検査が必要となる
16. 渡航者は、以下の情報を含むQRコード付きの公式なワクチン接種証明書の提示が必要となる
  - パスポートの記載と一致する接種者の氏名
  - 1回目、2回目の接種日
  - ワクチンの種類／名前
  - ワクチンシリアル（ロット）番号（可能であれば）
  - 予防接種施設の公式ロゴまたは公式スタンプ
【回復者】
1. 過去12か月以内に新型コロナウイルスの感染から回復したカタール国籍の人、およびカタール在留者は、自覚症状がなくPCR検査が陰性の場合、帰国時の隔離を免除される
2. この規定は、カタールで診断された個人に適応される
  GCC諸国で診断され、MoPH承認のワクチンを少なくとも1回接種している人は、GCC諸国の保健機関によって発行されたQRコード付き感染と回復証明書の提示を条件に、隔離が免除される
3. 渡航前に、公式の情報源やウェブサイトを通じて、カタールへの入国・再入国方針の変更に関するアップデートの確認は、個人の責任である

グループＡ：カタール国籍籍の人、およびカタール在留者

（有効なQIDを保有するGCC国籍者を含む）
- カタールへの渡航前
  - 入国の72時間以内に実施されたRT-PCR検査の陰性結果が必要である
    この検査は、検査証明書を発行した地元保健機関によって承認された検査所で実施されたものであること
  - Ehterazウェブサイト（www.ehteraz.gov.qa）を通じて、渡航の12時間前までに登録をし、必要な公式書類をアップロードすること
  - MoPHに承認されたワクチンの接種を完了した人で、ワクチン規定量の最終回から14日以上経過していれば、隔離が免除される
  - ワクチン未接種者、MoPHに承認されていないワクチン接種者、2回目接種から14日を経過していない者：
    - 出発国の国の分類に応じて、隔離期間が適応され、、「Discovery Qatar」（こちら。英語）を通じてホテル隔離パッケージを予約する必要がある
      隔離期間は、イエロー国からの場合は7日間、レッド国の場合は10日間となる
    - 0～11歳の子供は、両親と同じ方針に従う
      両親がワクチン接種済みの場合は、子供もワクチン接種済みとみなされる
    - ワクチン未接種の12～17歳の子供は、訪問（出発）国に基づいた隔離が求められる
      ホテル隔離の場合、両親がワクチン接種済みであっても、両親の一方が同伴すること
  - グループAに属し、過去10日間に複数の国に旅行したワクチン未接種の旅行者の場合は、より低いリスク分類国の隔離措置が適応される
    但し、適用されるより低いリスク国に最低10日間は滞在していること
  - グループAに属し、国外治療から戻るワクチン未接種者は、Medical Treatment Abroad Committeeによる公式な許可書をEhterazウェブサイト（www.ehteraz.gov.qa）を通じて提出する必要がある
    グリーン国、またはイエロー国からの患者、およびワクチン接種済みの同伴者1名は、必要な期間、自宅隔離すること（グリーン国は5日間、イエロー国は7日間）
    レッド国からの場合は、10日間のホテル隔離が求められ、ワクチン接種済みであっても同伴者が伴うこと
  - ワクチン未接種の授乳母、妊婦、75歳以上の高齢者は、他のワクチン未接種に対する検査、および隔離方針に従う
カタール到着時の検査と隔離方針
- 症状のある渡航者は、各港の医療チームの判断に従って、必要に応じて検査を受けること
- ワクチン未接種者、MoPHに承認されていないワクチン接種者、2回目接種から14日を経過していない者：
  - グリーン国から到着の場合
    5日間の自宅隔離
    4日目にPHCCにて、RT-PCR検査を受検し、陰性の場合には5日目に隔離終了
  - イエロー国到着の場合
    7日間のホテル隔離
    6日目にホテル内にて、実費でRT-PCR検査を受検し、陰性の場合には7日目に隔離終了
  - レッド国到着の場合
    10日間のホテル隔離
    初日、および9日目にホテル内にて、実費でRT-PCR検査を受検し、陰性の場合には10日目に隔離終了
- レッド国からのワクチン接種済み渡航者：
  カタール到着時にハマド国際空港、または国境において、実費でRT-PCR検査を受検し、陽性の場合には、隔離プロトコルに従わうこと

グループB：家族訪問者、ビジネス、観光

（QID非保有者／非在留者のGCC国籍者を含む）

入国は、一般方針13、14、15、16に規定されているワクチン接種完了者、回復者に限定される

【ワクチン接種完了者】

MoPHに承認されたワクチンの接種を完了した人で、ワクチン規定量の最終回から14日以上経過していれば、隔離が免除される

0～11歳の子供は、両親と同じ方針に従う
両親がワクチン接種済みの場合は、子供もワクチン接種済みとみなされる

ワクチン未接種の12～17歳の子供は、訪問（出発）国に基づいた隔離が求められる
ホテル隔離の場合、両親がワクチン接種済みであっても、両親の一方が同伴すること

渡航者は、カタールで承認されているSIMカード（Ooredoo、またはVodafone）を使用したスマートフォンにEhterazアプリケーションをインストールして起動させること

Ehterazアプリケーション方針

カタールに入国・再入国する渡航者は、各港到着時にスマートフォンにEhterazアプリケーションをインストールして起動させること
そのため、渡航者は以下を手配する必要がある
- 地元通信会社のカタールのSIMカード（Ooredoo、またはVodafone）
- インターネット・アクセス
- Android6、またはIOS13.5以降をサポートするスマートフォン
- Google Play、Apple App Store、または他の検索エンジンを通じてEhterazアプリケーションをダウンロード
- SIMカード、およびスマートフォンは、ハマド国際空港、およびアブ・サムラ港において購入可能

外交、行政カードの保有者、VVIP訪問者は、例外となる

隔離期間中は、陰性結果が判明するまでEhterazの健康ステータスは黄色となる

カタール国内でのワクチン接種完了者は、PCR検査が陰性で、ワクチン2回目の接種から14日以上経過している場合、Ehterazの健康ステータスは、緑色のQRコードにゴールドの縁取りとなる

国外でワクチン接種を完了した者のEhterazの健康ステータスは、システム上のワクチン接種データがアップデートされるまで、ゴールドの縁取りのない緑色となる

ウムラ（メッカ巡礼）からの帰国者

ウムラから戻ってくるカタール国籍の人、およびカタール在留者で、有効なPCR検査証明書を提示できない者は、搭乗は許可するが、ハマド国際空港、またはアブ・サムラ港到着時に、QR 300を支払ってPCR検査を受検すること

全ての渡航者は、サウジアラビアの方針に従って、ワクチン接種を完了していなければならず、ウムラ、およびメッカ訪問はワクチン接種者のみとなる

ウムラを計画している個人は、ワクフ(寄進財産)・イスラーム事項省によって発表された方針と手順を参考にすること

新型コロナウイルスリスクのレベルに基づくリストはこちらをご参照ください（参考記事はこちら。英・アラビア語）。
現状、各リストに含まれる国の数は以下の通りです。
グリーン国：日本を含む30か国
イエロー国：88か国
レッド国　：94か国

<<参考サイト：公衆衛生省（英・アラビア語）>>
https://covid19.moph.gov.qa/EN/travel-and-return-policy/Pages/default.aspx

<<参考サイト：The Peninsula（英語）>>
https://thepeninsulaqatar.com/article/08/07/2021/Qatar-issues-new-travel-policy-no-quarantine-for-vaccinated-people

<<参考サイト：I Love Qatar（英語）>>
https://www.iloveqatar.net/coronavirus/govUpdates/qatar-travel-policy-rules-guidelines-12-july-2021

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