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カタールのじゃないけど、カタールでの不思議~なぜ魚?!
皆さんは、『聖週間』と言う言葉を聞いたことがありますか 
こちらカタールはイスラム教の国なのであまり関係がないのですが、カトリックの国では今日から『聖週間(Holy Week)』の始まりだそうです。
この言葉を聞いたことがない方でも、『復活祭(Easter。イースター)』という言葉ならご存知でしょうか
「復活祭」の1週間前が、「聖週間」の始まりです。
「復活祭」は移動祝日なので、毎年「復活祭」の日および、「聖週間」の始まる日が変わります。
「復活祭」は「クリスマス」と違って日本ではあまりなじみのない宗教行事ではないでしょうか。
宗教的な意味合いはさておき、「復活祭」には色々と「復活祭」にまつわる食べ物があるそうです。
そんな食べ物の1つがチョコレート!
「復活祭」前からフランス系のスーパー、“Monoprix”(過去の記事はこちら)では、「復活祭」用のチョコレートが売り出されています。

フランスはカトリック教徒の人たちが一番多いそうです。
上の写真にあるように、主流はタマゴの形をしたチョコレート(中は空洞で、中におまけのおもちゃが入っていたりします)。
他にもウサギの形をしたチョコレートも売られていました。
そんな数々のチョコレートから、こちらを購入してみました。


普通にタマゴの形をしているものではなく、小さなタマゴ型のチョコレートの上にお母さん鶏がいるものを買ってみました。
ちなみにお母さん鶏の中は空洞です。
QAR 16.25でした。
なぜお母さん鶏の中が空洞だと知っているかと言うと、「復活祭」まで置いておこうと思っていたのに早々に夫が食べてしまったからです
気を取り直して「復活祭」用に別のチョコレートを買おうと再び、“Monoprix”に向かいました。
すると何やら見慣れぬ形のチョコレートが。



なんと魚の形をしたチョコレートでした。
QAR 8.50でした。
イタリアで、タマゴ型、ウサギ型、鶏型などは見たことがあったのですが、魚の形をしたチョコレートは初めて見ました
しかしなぜ魚なのでしょうか
魚はキリスト教の象徴だそうです。
ギリシャ語で、魚は『ΙΧΘΥΣ(イクトゥス)』と言います。
こちらの言葉、「ΙΗΣΟΥΣ(イエス) ΧΡΙΣΤΟΣ(キリスト) ΘΕΟΥ(神の) ΥΙΟΣ(子) ΣΩΤΗΡ(救世主)」の頭文字を取っていると言われているそうです。
また、イエス・キリストが生まれた時、春分点が「うお座」にあったようです。
そしてフランスでは、「エイプリル・フール」を『poisson d’avril(ポワソン・ダヴリル。4月の魚)』と言います。
「エイプリル・フール」と同じような時期にある「復活祭」に、「poisson(魚)」にちなんで、チョコレートの魚を食べるとも言われているようです。
しかし、先に「復活祭」のチョコレートを見たイタリアでも「エイプリル・フール」は『pesce d'aprile(ペッシェ・ダプリーレ。4月の魚)』と言うそうですが、イタリア人の方に伺っても「復活祭」に魚の形をしたチョコレートは見たことがないとのことでした。
フランス独特なのでしょうか。
ちなみに今年の「復活祭」は4月16日です。
「聖週間」の始まりの日である、今日は『枝の主日』というそうです。
「枝の主日」、英語では『Palm Sunday(パーム・サンデー)』と言います。
“Palm(パーム)”には「ヤシ」という意味もありますよ。
「ヤシ」と言えば、ここカタールの国章にも2本の「ヤシ」の木が描かれています。

(画像はwikipediaより)
イスラム教の国で、キリスト教の宗教祝日日にまつわる食べ物(この場合チョコレート)が売られている光景は何だか少し不思議な感じがしました。
皆さんの周りにも「復活祭」にまつわるチョコレートが売られていますか
「復活祭」にまつわる面白い形のチョコレートがあれば是非、教えてくださいね。
(写真撮影日:2017年3月19日および4月1日)
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こちらカタールはイスラム教の国なのであまり関係がないのですが、カトリックの国では今日から『聖週間(Holy Week)』の始まりだそうです。
この言葉を聞いたことがない方でも、『復活祭(Easter。イースター)』という言葉ならご存知でしょうか

「復活祭」の1週間前が、「聖週間」の始まりです。
「復活祭」は移動祝日なので、毎年「復活祭」の日および、「聖週間」の始まる日が変わります。
「復活祭」は「クリスマス」と違って日本ではあまりなじみのない宗教行事ではないでしょうか。
宗教的な意味合いはさておき、「復活祭」には色々と「復活祭」にまつわる食べ物があるそうです。
そんな食べ物の1つがチョコレート!
「復活祭」前からフランス系のスーパー、“Monoprix”(過去の記事はこちら)では、「復活祭」用のチョコレートが売り出されています。

フランスはカトリック教徒の人たちが一番多いそうです。
上の写真にあるように、主流はタマゴの形をしたチョコレート(中は空洞で、中におまけのおもちゃが入っていたりします)。
他にもウサギの形をしたチョコレートも売られていました。
そんな数々のチョコレートから、こちらを購入してみました。


普通にタマゴの形をしているものではなく、小さなタマゴ型のチョコレートの上にお母さん鶏がいるものを買ってみました。
ちなみにお母さん鶏の中は空洞です。
QAR 16.25でした。
なぜお母さん鶏の中が空洞だと知っているかと言うと、「復活祭」まで置いておこうと思っていたのに早々に夫が食べてしまったからです

気を取り直して「復活祭」用に別のチョコレートを買おうと再び、“Monoprix”に向かいました。
すると何やら見慣れぬ形のチョコレートが。



なんと魚の形をしたチョコレートでした。
QAR 8.50でした。
イタリアで、タマゴ型、ウサギ型、鶏型などは見たことがあったのですが、魚の形をしたチョコレートは初めて見ました

しかしなぜ魚なのでしょうか

魚はキリスト教の象徴だそうです。
ギリシャ語で、魚は『ΙΧΘΥΣ(イクトゥス)』と言います。
こちらの言葉、「ΙΗΣΟΥΣ(イエス) ΧΡΙΣΤΟΣ(キリスト) ΘΕΟΥ(神の) ΥΙΟΣ(子) ΣΩΤΗΡ(救世主)」の頭文字を取っていると言われているそうです。
また、イエス・キリストが生まれた時、春分点が「うお座」にあったようです。
そしてフランスでは、「エイプリル・フール」を『poisson d’avril(ポワソン・ダヴリル。4月の魚)』と言います。
「エイプリル・フール」と同じような時期にある「復活祭」に、「poisson(魚)」にちなんで、チョコレートの魚を食べるとも言われているようです。
しかし、先に「復活祭」のチョコレートを見たイタリアでも「エイプリル・フール」は『pesce d'aprile(ペッシェ・ダプリーレ。4月の魚)』と言うそうですが、イタリア人の方に伺っても「復活祭」に魚の形をしたチョコレートは見たことがないとのことでした。
フランス独特なのでしょうか。
ちなみに今年の「復活祭」は4月16日です。
「聖週間」の始まりの日である、今日は『枝の主日』というそうです。
「枝の主日」、英語では『Palm Sunday(パーム・サンデー)』と言います。
“Palm(パーム)”には「ヤシ」という意味もありますよ。
「ヤシ」と言えば、ここカタールの国章にも2本の「ヤシ」の木が描かれています。

(画像はwikipediaより)
イスラム教の国で、キリスト教の宗教祝日日にまつわる食べ物(この場合チョコレート)が売られている光景は何だか少し不思議な感じがしました。
皆さんの周りにも「復活祭」にまつわるチョコレートが売られていますか

「復活祭」にまつわる面白い形のチョコレートがあれば是非、教えてくださいね。
(写真撮影日:2017年3月19日および4月1日)
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