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砂の城~ドーハでの生活

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オオカミ少年効果

皆さんは、イソップ寓話のひとつ、「オオカミ少年」をご存知ですか

一度は耳にしたことのあるお話の1つではないでしょうか

お話の内容は、羊飼いの少年が、退屈しのぎに「狼が来た」と嘘をつきました。嘘とは知らず、大人たち狼退治にでるが、徒労に終わります。面白がった少年は、繰り返し、繰り返しこの嘘を続けます。繰り返される嘘に、そのうち大人たちは反応しなくなります。そして、ある日本当に狼が現れました。羊飼いの少年は、「狼が来た!」と叫びましたが、大人たちはもう信用しなくなっていて、誰も助けに来ませんでした。そして村の羊は全て狼に食べられてしまいました。

このように、誤報を繰り返えされることによって、信頼度が低下し、人に信じてもらえなくなることを「オオカミ少年効果」というそうです。

なぜこのようなお話をするかと言うと、私が住むマンションは、本当に火災報知器の誤報が多いからです。

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(※イメージ画像は写真ACより)

引っ越した当初は、訓練なのかと思うほど、頻繁に火災報知器が鳴り、鳴る度に1Fのレセプションに火事かどうか確認しに行っていました。

しかしその時、非常に少人数の住人だけがレセプションに行っていることに気づきました。

当時、私が住むフロアーは、恐らく満室だったように思います。
しかしながら、レセプションに行っているのは私たちの部屋だけでした

一度は火災報知器が鳴ったので、廊下に出たら、隣の隣のお部屋の方も廊下に出ていました。

火事でしょうか と問ったところ、エレベーターが動いているから誤報ではないかとの回答でした。

念のため、私はレセプションに確認に行きましたが、その方はすぐにお部屋に戻られました。

そんなことの繰り返しで、1年以上たたった今、火災報知器が鳴っても、エレベーターが動いているのかも確認しなくなり、部屋から出なくなってしまったわが家。

大抵は、キャンドルやお香の煙に反応したり、オーブンを焦がしたりということが原因で火災報知器が鳴っているようです。

誤報に慣れ過ぎて、何もしなくなった昨今、いつの日か本当に火災になったらどうなるのかと、ふと不安に思うことがあります。

皆さんの周りでも、何か「オオカミ少年効果」だなと感じる出来事はありますか



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