fc2ブログ

砂の城~ドーハでの生活

Entries

ニュース番外編~新型コロナウイルスについて~vol. 10

皆さんがお住まいの地域では、新型コロナウイルスの状況はいかがでしょうか

日本でもやっと、安部首相が緊急事態宣言を発令しましたね(参考記事はこちら。日本語)。
しかしながら、対象は7都府県だけだそうです
日本にお住まいの方々はご存知でしょうが、この対象となっている7都府県とは、東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡です。
NHK調べによると(参考記事はこちら。日本語)、福岡よりも感染事例の多い、愛知県や北海道が対象外となっているのが気になるところです。

気になると言えば、富士フイルムが抗インフルエンザ薬「アビガン」で新型コロナウイルスを治療する臨床試験をアメリカで開始するようですよ(参考記事はこちら。日本語)。
アメリカで薬効が認められれば世界各国で使いやすくなるとの理由ですが、アメリカの薬事法は緩いと聞いたことがあるような気がしますが・・・
本当にアメリカで認められれば、世界各国で使いやすくなるのでしょうか

さて、ここ、カタールでの状況は変化しつつあります。
つきましては、情報を少しアップデートさせていただきます。

moph09042020.jpg
(※画像はMinistry of Public Healthより。参考記事はこちら。英語。)

まず、現時点でのカタールでの感染者数は2,210件です。

前回の新型コロナウイルスの記事(過去の記事はこちら)から1,261件増加しています。

増加の経緯は、以下の通りです。

  • 4/3発表  126名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/4発表  250名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/5発表  279名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/6発表  228名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/7発表  225名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/8発表  153名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)


感染に関して、今個人的にとても気になっていることはカタールでの感染者数の推移です。
感染者の推移を見るために、worldometersを利用しています(参考サイトはこちら。英語)。
少し前から感染確認国すべての国の各国毎の推移がグラフで見れるようになりました。

大抵の国は、ピークを去った中国や韓国のようなカーブをたどることになるでしょう。
しかしながらカタールのカーブは少し他の国とは違うカーブを見せています。
これは一体なぜなのか
思うところはありますが、ブログ存続のために心にとどめておきますが・・・


また、現時点でのカタールでの回復者数は178件です。
  • 4/3発表 21
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/4発表 16
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/5発表 14
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/6発表 8
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/7発表 19
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/8発表 28
    (参考記事はこちら。英語)


現時点でのカタールでの死亡者数は6件です。
  • 4/5発表 1
    複数の慢性疾患に苦しんでいた88歳のカタール人です。
    3/3に血液中の急性細菌感染症により入院し、同時に新型コロナウイルスに感染していることが判明したそうです。
    しかしながら、3/3の記事(参考記事はこちら。英語)によると、イランからカタール政府が用意したチャーター機で退避してきた人(1名)のみの感染報告でした。
    この方だったのでしょうか
    それとも死亡時に新型コロナウイルスに感染していることが判明したのでしょうか
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/7発表 2
    いずれも慢性疾患に苦しんでいた人で、一人は74歳、もう一人は59歳の人だそうです。
    前者は先週の日曜に重度の腎不全のため入院し、その際に感染が確認されたそうですが、後者に至ってはいつ感染が確認されたのかの記載はありませんでした。
    (参考記事はこちら。英語)


そしてまだまだ絶えません、自宅隔離のカタール人違反者たち
前回、110名の違反者がいたとお伝えいたしました。
そして今回、4名の違反者が発生し、計、114名となっています
  • 4/5発表 4
    (参考記事はこちら。英語)

自宅隔離の違反者については、以前は各紙が報じていたのに、最近は報じないメディアが多くなってきたように思います。
さらに4/5をさかいに全く報じられなくなりました。
本当に違反者は急にいなくなったのでしょうか

相変わらず、隔離に関するホットラインへの苦情は多いようです(参考記事はこちら。英語)。
記事によると、多くは集会に関することだと書いていますが、いずれにしても政府がこうしましょう、ああしましょうと発表していることをきっちりと守る人は少ないということではないのでしょうか

前回の状況をお伝えした日、バルコニーで海を眺めていると、海の中に何やら群を成している人たちが
6人ほどのグループでジェット・スキーをやっている人たちでした。
その時点で、公共のビーチに入って行けない(イコール、海には入ってはいけないと思っていましたし、ほとんどの人はその認識だったようでマンション前にある海で泳いだり、SUPをしている人は全く見かけなくなりましたが・・・)と言う発表後、久々に見かけたマリン・スポーツの集団でした。
果たしてそれはいいのだろうか と思っていたら、案の定、翌日にマリン・スポーツの禁止が発表されていました(参考記事はこちら。英語)。

今月6日、カタールの政府通信局は、WhatsAppを介し、新型コロナウイルスに関する情報を、アラビア語、英語、ウルドゥー語、ヒンディー語、ネパール語、マラヤーラム語の6か国語でサービス提供し始めました(参考記事はこちら。英語)。
記事によると、このサービスを利用するには、WhatsAppから+974 6006 0601にメッセージを送信することで、サービス開始するそうです。

通信メディアに関するニュースとしては、政府は8日に“Houseparty”というグループ・ビデオ・チャットのアプリを無効化したそうです(参考記事はこちら。英語)。
このアプリの存在は知りませんでしたが、恐らく数少ないカタールで利用できるビデオ・チャットのアプリだったのでしょう。
断交後、Skypeはもちろん、LineもWhatsAppもビデオ・チャットはもちろん、通話すらも無効化されています。
<<新型コロナウイルス(COVID-2019)について~自主隔離する?!>>(過去の記事はこちら)で書きましたが、カタールでの自主隔離は強制ではありません。
しかしながら、私のように自主的に自宅隔離している人もいることでしょう。
中には周りとのコミュニケーションがないととても不安に感じる人たちもいるのではないでしょうか
他の国ではこういったビデオ・チャットのアプリを利用し、家族や友達との距離を縮め、精神的な安定を図っている人も多いようですが、ここではそう言った便利なツールは使えないのが残念ですね。

そして、食料品店、薬局、レストランを除き、すべてのお店が毎週金・土曜日クローズになります(参考記事はこちら。英語)。
これら以外のお店は既にクローズになっているのかと思っていましたが、そうではなかったことにびっくりしました。
逆にどのようなお店が今回の対象となっているのでしょう

WHOによると、600万人の看護師が不足しているそうです(参考記事はこちら。英語)。
イギリスでは元オリンピックで競技会場を新型コロナウイルス患者専用の「ナイチンゲール病院」に作りかえ、集中治療患者を4,000人収容できるようにしました。そうなるとこちらにも更なる看護師が必要となることでしょう。
また記事にあるように、感染者数の高い、スペインやイタリアでは医療従事者も感染が認められており、死亡者も出ているそうです。
ただでさえ不足している看護師さんたちの命を脅かすことのないように、彼らが身を守る必要な備品の供給、個々人による感染拡大の防止等、みんなが力を合わせる必要があるのではないでしょうか


今回もまた、続きにカタール以外の新型コロナウイルスに関連したニュース等をお伝えいたします。
お時間に余裕のある方は、続きもお読みいただければ幸いです。


<<参考記事:WHO(英・中・仏・露・西・アラビア語)>>
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019


<<参考記事:カタール航空 COVID-19について(英語・アラビア語)>>
https://www.qatarairways.com/en/travel-alerts.html


<<カタール保険省ホットライン>>
16000


<<内務省ホテル・自宅隔離違反苦情ライン>>
44579999


<<政府通信局WhatsAppでコロナウイルス情報サービス>>
+97460060601



ブログランキングに参加しています。
ブログ継続の張り合いになりますので、大変お手数ですが、応援のクリックを、どうぞよろしくお願いいたします。


にほんブログ村 海外生活ブログ 中東情報へ 

カタール ニュース 番外 新型コロナウイルス COVID-19




新型コロナウイルスが流行する中、インドで双子の赤ちゃんが生まれたそうです。
病院のスタッフの薦めで、何と赤ちゃんたちの名前は、『Corona(コロナ)』と『Covid(コヴィッド)』になったそうです(参考記事はこちら。英語)。

記事で父親が語るように、コロナには王冠と言う意味がありますが、コヴィッドの方はいかがなものでしょうか

将来、いじめの対象になりはしないかと少し心配になりました。

インドと言えば、中国に次ぎ、人口第2位の国。
人口比で言うと、新型コロナウイルスの検査の数が少なすぎるのが、さらに気になるところです。

もう1つとても気になったニュースは、アメリカ発です。
NYのブロンクスにある動物園で、メスのトラが新型コロナウイルスの陽性反応を示し、ライオンも呼吸器系の症状を発症しているそうです(参考記事はこちら。日本語)。
こちらの動物園の飼育員の1人は、無症状の感染者だったそうで、この飼育員から感染したのではないかとみられています。
人から動物への感染はないと思っていたため、驚きのニュースです。
また、感染が多く確認されている国でよく問題になっているのが、この無症状の感染者。
自分の周りにもいるかもしれないと思うと、ちょっと怖いですね。

スポンサーサイト



*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。