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砂の城~ドーハでの生活

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ニュース番外編~新型コロナウイルスについて~vol. 13

皆さんがお住まいの地域では、新型コロナウイルスの状況はいかがでしょうか

なんと、全世界の感染者数が300万人を超えましたね
死者も20万人越え
さらには、WHOが抗体ができても、再感染防げる証拠はないと発表しました(参考記事はこちら。日本語)
終わりの見えない新ウイルス・・・

日本は、今月24日に14か国の国に対して渡航中止勧告を出しましたよ(参考記事はこちら。日本語)
カタールもこの14か国の中に含まれています。

感染症危険情報は4段階あり、この「渡航中止勧告」はレベル3に該当します。

また、本日、日本において「水際対策強化に係る新たな措置」が決定されました(参考記事はこちら。日本語)。

14日以内に、カタールを含めレベル3の国に滞在歴のある外国人は、特段の事情がない限り、入国拒否対象となりますよ。
特に日本に居住していない日本人の方たちで、今月29日午前0時以降に日本に渡航を予定されてらっしゃる方で、外国人配偶者をお持ちの方は、配偶者がレベル3の国籍ではないか、14日以内に配偶者がレベル3の国に滞在していなかったか注意が必要でしょう。

さて、ここ、カタールでの状況は変化しつつあります。
つきましては、情報を少しアップデートさせていただきます。

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(※画像はMinistry of Public HealthのTwitterより。参考記事はこちら。英語。)

まず、現時点でのカタールでの感染者数は11,244件です。

前回の新型コロナウイルスの記事(過去の記事はこちら)から4,711件増加しています。

最近、週に1度カタールでの新型コロナウイルスの数値をお知らせしておりますが、1週間の感染者増加数が毎週伸び続けています

少し前に、公衆衛生省の高官がカタールを含め、近隣地域での新型コロナウイルスのパンデミックはピークに達したと発表していましたが(過去の記事はこちら)、最近はピークに入る入口というフレーズに公衆衛生省は言い換えていますね
あの発表以降、すごい増加数です
遂に韓国の感染者数を超えました。

増加の経緯は、以下の通りです。

  • 4/22発表  608名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/23発表  623名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/24発表  761名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/25発表  833名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/26発表  929名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/27発表  957名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)


また、現時点でのカタールでの回復者数は1,066件です。
  • 4/22発表 75
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/23発表 61
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/24発表 59
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/25発表 120
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/26発表 83
    (参考記事はこちら。英語)

  • 4/27発表 54
    (参考記事はこちら。英語)


現時点でのカタールでの死亡者数は10件です。
  • 4/22発表 1
    3/23に治療のために入院していた55歳の人だそうです。
    新型コロナウイルスに感染したため、合併症を引き起こし、亡くなったそうです。
    そもそもの入院原因は何だったのでしょう
    (参考記事はこちら。英語)


前回の記事以降にカタールで起こったことを日付順にご紹介いたします。

  • 4月21日(火)
    • 集会禁止違反で4人逮捕(参考記事はこちら。英語)
      Al Maroonaで集まっているビデオをソーシャル・メディア上にアップしていた4名が逮捕されました。
      また逮捕されたのは集会違反の4人だけではなく、彼らの許可なく彼らの動画を撮影した人たちも公訴されたそうです。
      カタールでは個人の許可なく動画や写真を撮ることは刑罰の対象となるようです。
      集会禁止のホットラインがある一方で、証拠として・・・と写真や動画を撮ったりするとご自身も危険にさらされますので、ご注意くださいね。

  • 4月22日(水)
    • ドーハ市内のワーカーさんの住居、強制捜査(参考記事はこちら。英語)
      行政開発・労働・社会問題省(MADLSA)は、内務省と自治環境省(MME)と協力し、ドーハ市内の以下のエリアを強制捜査し、458件の違反を見つけたそうです。
      ・Al Najma
      ・Al Mansoura
      ・Bin Dirham
      ・The Old Salata
      ・Riffa
      ・Old Ghanem
      ・マーケット・エリア(Al Asmakh Street、Abdullah Bin Thani Street、Musheireb, Doha、Freej Abdulaziz、Al Montazah)

    • QM、美術館と公園を消毒(参考記事はこちら。英語)
      カタール美術館(QM)は、自治環境省(MME)と協力し、以下の美術館の建物、建物内の通り、駐車場、公園や、プレイエリアを消毒したそうです。
      ・National Museum of Qatar(カタール国立博物館)
      ・Museum of Islamic Art(イスラム美術館)
      ・Fire Station: Artist in Residence(ファイヤー・ステーション・アーティスト・イン・レジデンス)
      最近、色々な場所を消毒しているのが気になります。

  • 4月23日(木)
    • チュニジアからカタール人帰国(参考記事はこちら。英語)
      22日にチュニジアからカタール人が帰国したそうです。
      人数は不明。
      一体何人帰国し、また何人の隔離違反者が出るのでしょう
      また記事によると、日本政府の要請を受け、チュニジアにいた日本人11名も同乗したそうです。
      11名のその後の動向についても不明です。
      また、往路便(カタールからチュニジア行き)にて249名のチュニジア人がチュニジアに帰国したもようです。
      この記事に関しては1社のみで報道されているのも気になるところです。

    • 違法2社摘発(参考記事はこちら。英語)
      行政開発・労働・社会問題省(MADLSA)は、定められた人数以上のワーカーさんたちをバスに乗車させていたことで、2社を摘発しました。

    • Ras Laffan病院とRuwais Health Centreオープン(参考記事はこちら。英語)
      新型コロンウイルス患者のケアのため、2つの施設がオープンしました。この段階で病院を2つもオープンさせると言うことは、現状、ケアする病床が不足しているのか、それともこの先更なる感染があると言うことを踏まえてなのでしょうか

    • 出生証明書発行依頼始まる(参考記事はこちら。英語)
      新型コロナウイルスの流行でストップしていた出生証明書の発行。26日から発行依頼を受け付けてくれるそうです。
      事前予約等必要であったり、時間が決まっていたり、また発行依頼病院等も決まっているようなので、必要な方は参考サイトでご確認くださいね。

  • 4月24日(金)
    • カタール人34名帰国(参考記事はこちら。英語)
      アルジェリアとチュニジアに滞在していたカタール人34名が特別便で帰国したそうです。
      この便にはカタール人の他、61名が搭乗していたと記事は伝えています。
      この34名は前日帰国者数が不明のチュニジアから帰国したカタール人とは別なのでしょうか

  • 4月25日(土)
    • 意識不明の買い物客のデマ(参考記事はこちら。英語)
      スーパーで意識を失った買い物客が新型コロナウイルスによるものだというニュースがソーシャル・メディア上で流れていたそうですが、これはフェイク・ニュースだそうです。
      実際は疲労により、意識を失ったとのこと。
      ラマダン初日だったからでしょうか

    • 自家用車の乗員数は2名まで(参考記事はこちら。英語)
      内務省は、自家用車の定員数は、運転手を含めて2名までとするよう呼びかけました。
      しかし家族は除いて・・・とありました
      家族を除くとなると、もはやこのルールはどれほどの意味をなすのでしょうか
      スーパーに行く人数は一人にしましょう、集会しないようにしましょう、友人訪問を避けましょうと提案しており、レストランでのテイク・アウトもなくなった今、どこに家族で移動するのでしょう
      そもそもこの“提案”も、罰則を定めない限り、スーパーでのマスク着用のように順守されないのでは

    • Ehteraz、iPhoneのみ使用可能(参考記事はこちら。英語)
      以前お伝えしていた(過去の記事はこちら)新型コロナウイルス感染拡大予防のアプリ、Ehteraz(イハテラーズ)がApp Storeのみダウンロード可能だそうです。
      アンドロイド版はまだのようです。
      こういったアプリは全員に義務化して利用しない限り、あまり意味はないような気がするのですが・・・
      恐らく欧米人から、彼らの国で起こっているようにプライバシー問題が提議され、アプリの有効性が微妙になるのでは


今週日曜からスーパーに入店するにはマスク着用が義務づけられました。
しかしながら、知り合いの話ではマスクなしで平然と入店している欧米人がちらほらいるとか。
話によると、私がQDCに行った際(過去の記事はこちら)に、気になった国籍の人っぽいです。

ここパールでも、新型コロナウイルスに感染した人が出たタワーがいくつかあるようで、このマスクなしの人たちのように他人にリスペクトしない人たちが拡散していくんだろうなと思い、高リスクのパール内のスーパーには足が向かない私です。

今回もまた、続きにカタール以外の新型コロナウイルスに関連したニュース等をお伝えいたします。
お時間に余裕のある方は、続きもお読みいただければ幸いです。


<<参考記事:WHO(英・中・仏・露・西・アラビア語)>>
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019


<<参考記事:カタール航空 COVID-19について(英語・アラビア語)>>
https://www.qatarairways.com/en/travel-alerts.html


<<カタール保険省ホットライン>>
16000


<<内務省ホテル・自宅隔離違反苦情ライン>>
44579999


<<政府通信局WhatsAppでコロナウイルス情報サービス>>
+97460060601



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カタール ニュース 番外 新型コロナウイルス COVID-19




今回はシンガポールのお話を・・・

新型コロナウイルスの感染拡大防止策が功を奏していたように思われていたシンガポール。

現に、最初のころは感染者数が非常に低く、WHOからも高い評価を受けていたようです。

しかしここに来て、感染の拡大が著しいシンガポール。

何があったのでしょう

カタールに住んでいる私にとってはヒヤッとする理由がそこにありました

感染者数拡大の原因は、出稼ぎ外国人労働者の人たちだそうです。

1部屋あたりの居住者数が多い上に、政府が取った予防対策の対象外となっていたようです。

ここカタールでもワーカーさん間の感染者が非常に多いです。

ロイターの調べでは、シンガポールの外国人労働者間ではソーシャル・ディスタンスの確保といった予防措置は、厳格に実行されていなかったり、最近になってようやく導入されたとのこと。

カタールでは、色々こうしましょう、ああしましょうと言っていますが、結局罰則を伴うルールとしては、公共の場での集会の禁止、スーパーでのマスク着用(守られていないようですが・・・)、マリン・アクティビティの禁止、レストランへの客の立ち入り禁止ぐらいではないでしょうか

バルコニーから眺めていて、ソーシャル・ディスタンス2mを取り続けてる人などまずいませんし、週末ともなると結構な数の人が普通に出歩いています。

もちろん、マスクなど着用せずにです。

カタールは人口が少ないので、見過ごされがちかもしれませんが、アジア・中東地域での100万人当たりの感染者数はシンガポールよりも多く、第1位です。

シンガポールの問題は出稼ぎ外国人労働者がメインのようですが、カタールは全員が問題の対象です。
どちらが先に感染者数を減少するのでしょうか


<<参考記事:ニューズ・ウィーク(日本語)>>
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/04/post-93225.php
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