fc2ブログ

砂の城~ドーハでの生活

Entries

ニュース番外編~新型コロナウイルスについて~vol. 16

皆さんがお住まいの地域では、新型コロナウイルスの状況はいかがでしょうか

先日、WHOがCOVID-19は、完全消滅しない可能性があると発表しました(参考記事はこちら。日本語)。

中国や韓国が行ったように、徹底的に検査、隔離をすれば撲滅できそうな気がしないでもありませんが、各国それぞれの思惑等があり、ばらつきがあるので、恐らくそれは無理なのでしょう。残念です。

さて、ここ、カタールでの状況は変化しつつあります。
つきましては、情報を少しアップデートさせていただきます。

b1b66a3eb7ec2b90cf11acd70ced3a4ce7fd2294.png
(※画像はThe Peninsulaより。)

まず、現時点でのカタールでの感染者数は33,969件です。

前回の新型コロナウイルスの記事(過去の記事はこちら)から10,346件増加しています。

人口100万人あたりの感染者数がついに、人口約800人、感染者数12人の小国バチカン市国に次ぎ、世界第3位となりました

バチカン市国は今月初旬に1名の感染者を出してから2週間弱ほど感染者が出ていないので、カタールが世界第2位に躍り出るのは時間の問題かもしれません

増加の経緯は、以下の通りです。

  • 5/12発表  1,526名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 5/13発表  1,390名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 5/14発表  1,733名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 5/15発表  1,153名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 5/16発表  1,547名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 5/17発表  1,632名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)

  • 5/18発表  1,365名の感染者
    (参考記事はこちら。英語)


また、現時点でのカタールでの回復者数は4,899件です。
  • 5/12発表 179
    (参考記事はこちら。英語)

  • 5/13発表 124
    (参考記事はこちら。英語)

  • 5/14発表 213
    (参考記事はこちら。英語)

  • 5/15発表 190
    (参考記事はこちら。英語)

  • 5/16発表 242
    (参考記事はこちら。英語)

  • 5/17発表 582
    (参考記事はこちら。英語)

  • 5/18発表 529
    (参考記事はこちら。英語)


現時点でのカタールでの死亡者数は15件です。
  • 5/16発表 1
    集中治療を受けていた74歳の人だそうです。
    (参考記事はこちら。英語)


前回の記事以降にカタールで起こったことを日付順にご紹介いたします。

  • 5月11日(月)
    • 2軒の私立クリニック閉鎖(参考記事はこちら。英語)
      新型コロナウイルス対策ルールに違反したということで、1軒の私立メディカル・センターと1軒の専門クリニックが閉鎖となりました。先週にも5軒閉鎖されていましたね。

    • インダストリアル・エリアに野外病院オープン(参考記事はこちら。英語)
      ワーカーさん用にインダストリアル・エリアに200床の野外病院がオープンしたそうです。COVID-19以外の患者も含め、日々2,000~3,000の患者が訪れるそうです。過酷な環境下で重労働を強いられているこのエリアに住むワーカーさんたち。免許を取れない職種のはずなので、移動の自由もないと思われます。普段はどのように通院していたのでしょうか 仮設的な野外病院ではなく、常設としっかりとした病院がこのエリアには必要なのでは

  • 5月12日(火)
    • 感染予防措置、5社違反(参考記事はこちら。英語)
      行政開発・労働・社会問題省(MADLSA)は、インダストリアル・エリアで5社の新型コロナウイルスの予防措置違反を発見しました。この手の違反検挙のニュースが最近多いですが、ルール違反の根本にあるものは何なのでしょうか

    • 両替所オープン(参考記事はこちら。英語)
      マスク着用、ソーシャル・ディスタンスを保つ等のルールを強いながらの両替所の営業が再開となりました。
      その後、ソーシャル・メディアで混雑した両替所の写真が出回っていたようで、そのような写真は今のものでないというツィートがあったようです(参考記事はこちら。英語)。
      しかし、その後I Love Qatarのスタッフが両替所に行ってみると、あながち古い写真ではないようでした(参考記事はこちら。英語)。
      exchange_200514_124732.jpeg
      ワーカーさんの送金に頼っている彼らの祖国にいる家族や親族。こうなることはわかっていたのでは

    • ティルヴァナンタプラム行きフライト出発(参考記事はこちら。英語)
      10日にキャンセルされたインドのティルヴァナンタプラム行きフライトは、181名を乗せて飛び立ったようです。コーチ行きのフライトをあわせて359名のインド人が飛び立った訳ですが、登録車数からすれば1%にも満たない数。
      今後、6つのフライトを予定しているようです(参考記事はこちら。英語)が、希望者すべてが帰還できるのでしょうか また、希望者すべてが帰還できた場合は、インド人で成り立つカタールは今後どうなるのでしょう

    • 一部のレストラン・カフェ、テイク・アウト再開(参考記事はこちら。英語)
      4/21に禁止になっていた、レストランやカフェでのテイク・アウト(過去の記事はこちら)。モール内にある店舗を除き、テイク・アウトが再開されました。日々、感染者数が増加傾向にあるように思うのですが、この決断はなぜ

  • 5月13日(水)
    • Libsear野外病院オープン(参考記事はこちら。英語)
      Al Shahaniya(アル・シャハーニーヤ)に504床の野外病院がオープンしました。全室バスルーム付きの個室だそうです。COVID-19指定の病院からは出たものの、自宅に戻るコンディションではない男性患者100名が既に収容されているようです。

  • 5月14日(木)
    • 外出時のマスク着用義務化(参考記事はこちら。英語)
      やっと今か と感じますが、カタールでも外出時にはマスク着用が義務化されました。但し、一人で車を運転している場合は除くそうです。違反した場合、3年未満の懲役、および/または、20万リヤル未満の罰金のが課せられるそうです。この義務化は17日から、追って通知があるまで有効です。

    • MoPHの記者会見(参考記事はこちら。英語)
      公衆衛生省(MoPH)は、14日夜に新型コロナウイルスの最新の動向と統計等に関する記者会見を開催しました。会見によると、ワーカーさん以外のコミュニティーにおいても増加傾向にあるとのことです。ラマダンに入り、禁止されているにも関わらず、家族や親族と集まっているのでしょうか イードになるとどうなるのでしょう そして、カタールにおけるCOVID-19の感染は、まだピークに達していないそうです。何度もピーク期間に入った等の報道ですね。
      また、カタールにおいて集中治療室に入るケースは、40~49歳の人たちが多いそうです。

  • 5月15日(金)
    • 派遣会社の免許取り消し(参考記事はこちら。英語)
      行政開発・労働・社会問題省は、雇用主との契約違反により、Al Qaswa(アル・カスワ)の人材派遣会社の営業および免許の取り消しを決定しました。


今回もまた、続きにカタール以外の新型コロナウイルスに関連したニュース等をお伝えいたします。
お時間に余裕のある方は、続きもお読みいただければ幸いです。


<<参考記事:WHO(英・中・仏・露・西・アラビア語)>>
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019


<<参考記事:カタール航空 COVID-19について(英語・アラビア語)>>
https://www.qatarairways.com/en/travel-alerts.html


<<カタール保険省ホットライン>>
16000


<<内務省ホテル・自宅隔離違反苦情ライン>>
44579999


<<政府通信局WhatsAppでコロナウイルス情報サービス>>
+97460060601



ブログランキングに参加しています。
ブログ継続の張り合いになりますので、大変お手数ですが、応援のクリックを、どうぞよろしくお願いいたします。


にほんブログ村 海外生活ブログ 中東情報へ 

カタール ニュース 新型コロナウイルス COVID-19




今回は、最近感染数が凄い勢いのロシアについて。

イタリアがパンデミックになり、医療物資や医療従事者の数が不足していた頃、ロシアは救援していました(参考記事はこちら。英語)。

世界的に流行していた中、ロシアの感染数の低さに驚きを覚えていました。

そこから一転、ここ2週間ほどは特に日々1万人越えの感染者数が続き、とうとうアメリカに次いで世界第2の感染者数となったロシア(参考記事はこちら。日本語)。

一体何があったのでしょう

3月中旬には感染者数の少なかったロシアですが、どうやらその時期パンデミックとなっていたヨーロッパの国からウイルスを持ち帰ってしまい、感染が拡大したのではないかと言われています。

そんなロシアですが、感染者数に対し、死亡者数が極めて低いと言われています。

ロシアの報道によると、大規模なウイルス検査プログラムが低い死亡率につながっていると主張しているようです。

それに対し、イギリスのフィナンシャル・タイムズと、アメリカのニューヨーク・タイムズが過少に報告している可能性があると報じました(参考記事はこちら。日本語)。

そう言う意味ではロシア以上に死亡者数、および人口100万人あたりの死亡者数ともにロシアよりもはるかに少ないカタールはなぜやり玉にあがらないのでしょう

ちなみに人口100万人あたりの感染者数は、ロシアよりもカタールの方がはるかに率が高いです。

そもそも、アメリカにしてもイギリスにしても自国の感染者数のおびただしさ数や死亡者数世界No.1 とNo. 2 と言うことを考えれば、他の国のことなどかまっている暇がないのでは と思うのは私だけでしょうか
スポンサーサイト



*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。