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砂の城~ドーハでの生活

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ニュース番外編~新型コロナウイルスについて~vol. 19

皆さんがお住まいの地域では、新型コロナウイルスの状況はいかがでしょうか

世界での感染者がついに700万人を超えましたね

先週、「600万人を超えました」とお伝えしていたので、何と1週間で100万人ほどの新たな感染者が出ているということです

さて、ここ、カタールでの状況は変化しつつあります。
つきましては、情報を少しアップデートさせていただきます。
※前回の新型コロナウイルスの記事はこちら

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(※画像は公衆衛生省のTwitterより。)

まず、今回より、日々の各数値のご報告の形式を変更させていただきます。
今後、数値はThe Peninsulaの図を掲載する形を取らせていただきます。

図の見方については、下記をご参照くださいね。

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増加の経緯は以下の通りです。

  • 6/2発表(参考記事はこちら。英語)
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  • 6/3発表(参考記事はこちら。英語)
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  • 6/4発表(参考記事はこちら。英語)
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  • 6/5発表(参考記事はこちら。英語)
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  • 6/6発表(参考記事はこちら。英語)
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  • 6/7発表(参考記事はこちら。英語)
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  • 6/8発表(参考記事はこちら。英語)
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前回の記事以降にカタールで起こったことを日付順にご紹介いたします。

  • 6月2日(火)
    • QA180万人以上の帰国支援(参考記事はこちら。英語)
      新型コロナウイルスのパンデミックの感染措置の1つとして、各国が航空機の発着を停止する中、カタール航空は減便したとは言え、飛び続けています。COVID-19が蔓延する中、15,000便以上、180万人以上の乗客が本国に帰国するのを支援したそうです。

    • ギリシア、QA便乗り入れ一時中止(参考記事はこちら。英語)
      今月1日、アテネ空港に到着したカタール航空便にアラブ諸国から来た乗客12人が新型コロナウイルスに感染していたため、今月15日までの間、一時的にカタール航空の便を停止するそうです。

  • 6月3日(水)
    • いつくかのスーパー入店はEHTERAZ緑色の人のみ(参考記事はこちら。英語)
      アル・ミーラ、モノプリ、カルフール、ルル、サファリ・ハイパー・マーケット等のいくつかのスーパー入店前には、Ehteraz(過去の記事はこちら)を起動すること、そして緑色の人のみが入店可能となっているようです。

    • 決定事項の改正(参考記事はこちら。英語)
      3日閣議が開かれ、以下のことが決定しました。
      • 民間セクターで働く人たちの勤務時間は、午前7時から午後8時とする。
        ※こちらに関しては、別途通達があったようです。詳細についてはこちら(こちら。英語)をご覧ください。

      • 運動とスポーツは、自宅付近で行う場合は、条件なく行うことができ、マスクを着用するという条件もない。
        但し、集団になるのを避け、人との距離を3mを取るといった予防措置を講じること。

      • 2名だった乗車人数を、運転手を含めて4名までとする。
        但し、家族は除外とする。

      • バスによる移動は、引き続き、予防策を講じた上で、乗車定員数の半分までとする。

      • これらの決定は、6月4日以降、追って指示があるまでの間、施行される。

    • さらなるインドへの帰国便計画(参考記事はこちら。英語)
      インド政府は更にインド人を本国に帰国させる便を21便予定しているそうです。記事によると、3日の時点で、3,000人弱のインド人が帰還したそうです。色々な意味でカタール経済、大丈夫なのでしょうか

  • 6月4日(木)
    • 違反小売店閉鎖(参考記事はこちら。英語)
      商工産業省(MoCI)は、新型コロナウイルスの拡散予防措置に違反したとして、Barwa Villageを15日間閉鎖することに決定しました。

    • Al Khal氏のインタビュー内容(参考記事はこちら。英語)
      国家パンデミック準備委員会の共同議長であり、ハマド医療法人の感染症局の局長であるAl Khal氏は、テレビのインタビューで以下のことを発表しました。
      • カタールにおけるCOVID-19のパンデミックから3か月経過するが、感染予防の対策および、コミュニティーの認識と協力のおかげで、感染拡大の緩和とウイルスの影響を75%削減することに成功した。

      • 新たな感染者数、入院数に関する最近のデータは、安定化してきているようで、この傾向がこの先2週間ほど続けば、安定化と言えれだろう。

      • 過去数週間の医療情報によると、感染してから10日後には呼吸器分泌物は「死滅」いるため、伝染はしない。

      • 公衆衛生省(MoPH)の新たなプロトコルにより、数百人の隔離されている感染者が、退院し、7日間の自宅隔離措置になっている。

      • 新たなプロトコルにより、感染から10~14日間感染の症状を示さない軽い症状の人は、感染から14日間に退院となる。

      • この先、ウイルスと共存することとなり、引き続き予防策を取ることが必要となるだろう。

      • 死亡者数が増加しているが、カタールは予防策のお陰で、死亡率が世界で最も低い国の1つである。

      • 十分な集中治療室の病床数、医療、医療スタッフ、そして効果的な薬や近代的な治療法が、死亡率の低さにつながっている。

      • 感染者の大部分は免疫力のある若者であり、一部のケースを除いて、回復を速めるのに役立っている。

      • 予防策を削減した後も、国民と住民はソーシャル・ディスタンスを保ち、手洗いを続ける必要がある。

      • 一部の国民と住民には、ラマダンとイード・アル=フィトルの間、ソーシャル・ディスタンスを縮めなかったため、ウイルスの感染率が彼らの間で増加し、一部は集中治療室に入院することになった。

      • 新型コロナウイルスの再生産数は、1人が3人を感染させると意味する。そしてその3人の各々が別の3人に感染させることとなる。感染を隔離し、予防策やソーシャル・ディスタンスを保つことにより、再生産数を制限することが重要だ。

      • 人口統計によると、ウイルスの疫学は国ごと、地域ごとに異なる。

      • 経済やその他の活動の再開は、徐々に、そして慎重に行うべきだ。ウイルスの再流行を防ぐために、ソーシャル・ディスタンスの維持、マスクの着用、手指衛生の伊所を厳格に実施すべきである。

      • 規制の解除後は、不要な外出をしないことが重要である。特に、これは、60歳以上の人や慢性疾患の人には重要である。

      • Ehterazは、コミュニティー全体にとっての防護壁となるため、制限を段階的に解除するのに役立つ。これはウイルスとの闘い、日常への復帰を促進する上で、テクロノジーがいかに価値があるかを証明する良い例である。

  • 6月7日(日)
    • カルフール、モール・オブ・カタール店一時閉鎖(参考記事はこちら。英語)
      モール・オブ・カタール内にあるカルフールが、店内の消毒のために一時閉鎖されたそうです。
      何があったのでしょう
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    • キューバ病院、COVID-19の産科病院に指定(参考記事はこちら。英語)
      ハマド医療法人(HMC)は、COVID-19に感染した妊婦の出産に際し、キューバ病院を指定病院としました。

    • ビザ滞在者もEhteraz利用可能(参考記事はこちら。英語)
      カタールID(QID)が必須項目で、観光やビジネス・ビザ等で滞在している人が利用できなかったEhterazですが、ビザ番号を入力すると利用できるようになったようです。

  • 6月8日(月)
    • QNBスター・リーグ、来月24日から開催(参考記事はこちら。英語)
      カタールのプロサッカーリーグである、QNBスター・リーグが7月24日から開催されるそうです。当面観戦は、テレビでとなるそうですが・・・


今回もまた、続きにカタール以外の新型コロナウイルスに関連したニュース等をお伝えいたします。
お時間に余裕のある方は、続きもお読みいただければ幸いです。


<<参考記事:WHO(英・中・仏・露・西・アラビア語)>>
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019


<<参考記事:カタール航空 COVID-19について(英語・アラビア語)>>
https://www.qatarairways.com/en/travel-alerts.html


<<カタール保険省ホットライン>>
16000


<<内務省ホテル・自宅隔離違反苦情ライン>>
44579999


<<政府通信局WhatsAppでコロナウイルス情報サービス>>
+97460060601



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カタール ニュース 新型コロナウイルス COVID-19




今日は、スウェーデンについて

北欧の国、スウェーデンは他のヨーロッパの国が取っていた厳格なロックダウン措置をしていませんでした。

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(※画像はAFPより)

スウェーデンでは、多数が自然感染して免疫を持つことでウイルスを抑制する「集団免疫」の獲得を目指していたそうです。

しかしながら、対策を指揮してきた疫学者の思惑とは反し、死亡率が近隣諸国よりもはるかに高い結果となっています。

この「集団免疫」については、現状、死亡者数世界第2位のUKも当初戦略としていましたが、3月中旬あたりにロックダウンに方向転換しました(参考記事はこちら。日本語)。

多数の死亡者数に至り、先のスウェーデンの対策を指揮していた疫学者は、「改善の余地があると」と認めているそうです。

夏に向けて、EU内での移動の緩和が徐々に行われる予定の各国。

そんな中、スウェーデンは、隣国への入国が拒まれている国の1つです。

各個人の自由と権利は重要だと思います。
そして、スウェーデンの対策はそれを重要視したものでもあるのでしょう。

しかしながら、平常ではない状況下、命あっての・・・ではないでしょうか


<<参考記事:BBC(日本語)>>
https://www.bbc.com/japanese/52916250


<<参考記事:AFP(日本語)>>
https://www.afpbb.com/articles/-/3286455?pid=22416180


<<参考記事:時事通信(日本語)>>
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020060301086&g=int
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