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カタールの不思議~お酒は買えるの?!
皆さんは、アルコール類を飲まれたりしますか 
お風呂あがりに冷たいビールを1杯!
とてもおいしいですよね。
そんなアルコール類はどちらで購入されてらっしゃいますか
ここカタールはイスラム教の国です。
イスラム教では飲酒は『ハラーム(حرام。禁止)』です。
そのため、普通のスーパーなどではアルコール類は販売していませんし、町なかに酒屋さんなどもありません。
ここカタールでは、旅行者の方々は、一部の5つ星ホテル内のレストランなどでしかアルコール類を飲むことはできません。
もちろんこれらのレストランを除く公の場での飲酒や、カタール国外からのアルコール類の持ち込みは「ハラーム」です。
では、カタールに住んでいる人たちは
ドーハの郊外に、国営の販売店が1軒だけあり、そこで購入が可能です。
ただし、誰もが購入できる訳ではなく、色々とルールがあるようです。
そのお店は、『Qatar Distribution Company (カタール・ディストリビューション・カンパニー)』といい、通称、「QDC(キュー・ディー・シー)」。
ちなみにアルコール同様、「ハラーム」とされている豚肉や豚肉加工製品もここでのみ販売されています。
この販売店に入るには、『Liquor Permit(リカー・パーミット)』と呼ばれる許可証が必要です。

この「リカー・パーミット」を得るには、カタールの『Residency Permit』と呼ばれる、在留登録後に取得するカタールのIDカードを持っていることが大前提です。
そして前提となるのはカタールのIDカードだけではありません
まず、毎月の基本給が最低でもQAR 4,000(約12万円)ないといけません。
日本の感覚だと、毎月12万円ほど稼いでいる人は少なくはないのではと思ってらっしゃるのではないでしょうか。
こちらカタールの賃金格差は非常に大きいと思います。
例えば、5つ星ホテル内のレストランで働く一般のフロアー・スタッフのほとんどはこの賃金に達していないと何度か聞きました。
もちろんマネージャー・クラスの方は別のようですが。
そのため、所属機関からの証明書となるレターを持参する必要があるようです。
また、上記の条件をクリアーしていても、イスラム教徒だと「リカー・パーミット」を得ることはできないようです。
「リカー・パーミット」を得るには、申込書に記入する必要があり、そこには「宗教」と言う欄がありましたので、そこでイスラム教徒であることがわかるようです。
「リカー・パーミット」の取得方法について。
「QDC」の2Fに「リカー・パーミット」を申請するカウンターがあります。
必要な書類を持参し、2Fの待合室にある順番待ち受付発券機で整理券を得ます。
電光板に自分の番号と受付カウンター番号が表示されたら、そのカウンター(ドアの向こう)に向かいます。
待ち時間中に申請書を記入できますし、十分な時間がなければカウンターでも記入できるようです。
そこで書類審査があり、クリアーすればその場で「リカー・パーミット」カード用の写真を撮ってもらい、すぐにカードが発行されます。
カードは有料です。
カタールのIDの有効期限に沿って「リカー・パーミット」のカードの有効期限が決まります。
ちなみにカードの料金は以下の通りです。
これらの料金は“親カード”が対象で、配偶者等(確認はしていませんが、未成年者は取得できないと思われます。)は『Joint Card(ジョイント・カード)』を無料で発行してもらえます。
私は「ジョイント・カード」を発行していただいたのですが、その際求められた書類は、“親カード”を得た者のカタールのIDと親カード、そして私のカタールのIDと申込書でした。
上記の写真の“番号”の前にあるアルファベットの“J”は「ジョイント・カード」の印のようで、“親カード”と番号の部分および有効期限は同様です。
カード発行後は1Fの店舗に入店できますし、アルコール類や豚肉類の購入が可能です。
ただし、“親カード”所持者の給与額により、毎月の限度額が定められています。
イスラム教の国ではアルコール類や豚肉を買うのも一苦労
しかし少し前までは豚肉類が一切販売されていなかったと聞いたことがあるので、1軒だけでも豚肉類を販売しているところがあってよかったなと思っています。
他のイスラム教の国に住んでらっしゃる方!
あなたの国ではアルコール類や豚肉類は購入できますか
(写真撮影日:2017年3月18日)
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お風呂あがりに冷たいビールを1杯!
とてもおいしいですよね。
そんなアルコール類はどちらで購入されてらっしゃいますか

ここカタールはイスラム教の国です。
イスラム教では飲酒は『ハラーム(حرام。禁止)』です。
そのため、普通のスーパーなどではアルコール類は販売していませんし、町なかに酒屋さんなどもありません。
ここカタールでは、旅行者の方々は、一部の5つ星ホテル内のレストランなどでしかアルコール類を飲むことはできません。
もちろんこれらのレストランを除く公の場での飲酒や、カタール国外からのアルコール類の持ち込みは「ハラーム」です。
では、カタールに住んでいる人たちは

ドーハの郊外に、国営の販売店が1軒だけあり、そこで購入が可能です。
ただし、誰もが購入できる訳ではなく、色々とルールがあるようです。
そのお店は、『Qatar Distribution Company (カタール・ディストリビューション・カンパニー)』といい、通称、「QDC(キュー・ディー・シー)」。
ちなみにアルコール同様、「ハラーム」とされている豚肉や豚肉加工製品もここでのみ販売されています。
この販売店に入るには、『Liquor Permit(リカー・パーミット)』と呼ばれる許可証が必要です。

この「リカー・パーミット」を得るには、カタールの『Residency Permit』と呼ばれる、在留登録後に取得するカタールのIDカードを持っていることが大前提です。
そして前提となるのはカタールのIDカードだけではありません

まず、毎月の基本給が最低でもQAR 4,000(約12万円)ないといけません。
日本の感覚だと、毎月12万円ほど稼いでいる人は少なくはないのではと思ってらっしゃるのではないでしょうか。
こちらカタールの賃金格差は非常に大きいと思います。
例えば、5つ星ホテル内のレストランで働く一般のフロアー・スタッフのほとんどはこの賃金に達していないと何度か聞きました。
もちろんマネージャー・クラスの方は別のようですが。
そのため、所属機関からの証明書となるレターを持参する必要があるようです。
また、上記の条件をクリアーしていても、イスラム教徒だと「リカー・パーミット」を得ることはできないようです。
「リカー・パーミット」を得るには、申込書に記入する必要があり、そこには「宗教」と言う欄がありましたので、そこでイスラム教徒であることがわかるようです。
「リカー・パーミット」の取得方法について。
「QDC」の2Fに「リカー・パーミット」を申請するカウンターがあります。
必要な書類を持参し、2Fの待合室にある順番待ち受付発券機で整理券を得ます。
電光板に自分の番号と受付カウンター番号が表示されたら、そのカウンター(ドアの向こう)に向かいます。
待ち時間中に申請書を記入できますし、十分な時間がなければカウンターでも記入できるようです。
そこで書類審査があり、クリアーすればその場で「リカー・パーミット」カード用の写真を撮ってもらい、すぐにカードが発行されます。
カードは有料です。
カタールのIDの有効期限に沿って「リカー・パーミット」のカードの有効期限が決まります。
ちなみにカードの料金は以下の通りです。
- 1年有効 QAR 150
- 2年有効 QAR 250
- 3年有効 QAR 350
- 4年有効 QAR 400
これらの料金は“親カード”が対象で、配偶者等(確認はしていませんが、未成年者は取得できないと思われます。)は『Joint Card(ジョイント・カード)』を無料で発行してもらえます。
私は「ジョイント・カード」を発行していただいたのですが、その際求められた書類は、“親カード”を得た者のカタールのIDと親カード、そして私のカタールのIDと申込書でした。
上記の写真の“番号”の前にあるアルファベットの“J”は「ジョイント・カード」の印のようで、“親カード”と番号の部分および有効期限は同様です。
カード発行後は1Fの店舗に入店できますし、アルコール類や豚肉類の購入が可能です。
ただし、“親カード”所持者の給与額により、毎月の限度額が定められています。
イスラム教の国ではアルコール類や豚肉を買うのも一苦労

しかし少し前までは豚肉類が一切販売されていなかったと聞いたことがあるので、1軒だけでも豚肉類を販売しているところがあってよかったなと思っています。
他のイスラム教の国に住んでらっしゃる方!
あなたの国ではアルコール類や豚肉類は購入できますか

(写真撮影日:2017年3月18日)
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