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砂の城~ドーハでの生活

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ラマダン風物詩?!

皆さんの中に、イスラム圏にお住まいの方はいらっしゃいますか

ラマダン月も終盤に入ってきましたね。

先日、天文学的には今月13日から、『イード・アル=フィトル(عيد الفطر‎ 、Eid al-Fitr)』が始まると言うニュースで出ていましたが(参考記事はこちら。英語)、新月を確認してから最終的には決定されるので、今のところまだわかりません。

しかしながら、ラマダンも終盤でしょう。

コロナ禍でめっきり外出が減ったため、気づきませんでしたが、先日、ダイソーで買いたいものがあり、ダイソーに向かった際に、Hyatt Plazaで、かわいらしいラマダンのデコレーションを見かけましたよ。

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入口ごとに違ったデコレーションが設置されているのかと思いましたが、ちょっと疲れていたのと、あまり閉鎖空間に滞在したくなかったので、この2つしか写真におさめられませんでした。

ここや他のモールに限らず、道路等でも、ラマダンの時期になると色々なラマダン仕様のデコレーションがなされます。

少し前にもカタラ文化村のデコレーションをご紹介しましたよね(過去の記事はこちら)。

ラマダン月の風物詩は、デコレーションだけではありません

まず、救急車の出動の増加(参考記事はこちら。英語)

夫のように勘違いされてらっしゃる方も多いかもしれませんが、ラマダンは、断食と言う意味ではありません。

イスラム教にはヒジュラ暦(過去の記事はこちら)があって、その暦で9番目の月を「ラマダンと言います。

ラマダン月には、イスラム教教徒の義務の1つ、『断食(صوم。サウム)』が行われます(過去の記事はこちら)。

断食と言っても、約1か月間一切飲食しない訳ではなく、夜明け前のお祈りの時間(فجر。ファジュル)から、日没時のお祈り(مغرب。マグリブ)までの間、飲食しません。

逆を言うと、日没時のお祈りから夜明け前のお祈りの間は飲食が可能です。

人によっては、この時間帯に暴食する人がいらっしゃるようで、腹痛も救急車を呼ぶ原因の1つのようです。

他にも、この時間帯に飲食(お酒は飲まれません)するせいで、睡眠時間が減少するためか、はたまた、暑い中、お水を飲まないせいか、意識がもうろうとして救急車を呼ぶと言ったケースも少なくないようです。

さらにもう1つ、ネガティブな風物詩と言えば、暴走車。

常日頃から悩みの種である暴走車ですが、ラマダンになると数が増えます

すでに約1,000台の車が押収されているようです(参考記事はこちら。英語)。

日本でも随分昔に暴走族がいたと思いますが(今でもいるのでしょうか )、カタールでは個人、または小グループで、そしてバイクではなく(バイクもいますが)、車による暴走者がいます。

爆音を立てて走る改造車もうるさいですが、それを追うパトカーのサイレンもうるさく、耳栓をしていても聞こえてきます。

約1,000台も押収されたと聞くと、驚きますが、事故れば高級車でも乗り捨てて、すぐに別の車を買うようなカタール。
まさに暖簾に腕押しでしょう。

皆さんのお住まいの町でのラマダン風物詩は何ですか


(写真撮影日:2021年4月27日)



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